デジタルカメラやゲーム機、スマートフォンなど、様々な機器で広く利用されている『SDカード』ですが、弊社のドライブレコーダー『Pdrive』のように通信型・非通信型を問わず、多くのドライブレコーダーにあっても、録画された動画の保存のために利用されています。

このSDカード、実は消耗品であり、かつ定期的なメンテナンスが必要な製品である、ということをご存知でしょうか。

SDカードって消耗品なの?

SDカードは使用を繰り返すと性能が劣化する製品であり、定期的なメンテナンスが必要です。

弊社のドライブレコーダーでは、以前、こちらの記事でご紹介のとおり

通常走行時の動画と、急挙動時の動画がSDカード内に書き込まれています。

SDカードの容量がいっぱいになると、古いファイルから上書きされていきます。

この『上書き』の際に古いファイルが削除されますが、削除されずに残ってしまうものが存在し、残っているファイルが、新しいデータの保存を邪魔することがあります。

『断片化』という症状になります。

症状が進行すると…

  • 録画を見ようとしたのに、動画が残っていない!
  • 動画は残っていたが、再生してみると、シーンが飛び飛びだった!
  • 動画ファイルが破損していて、再生できない!
  • SDカードを差し込んでも、PCやドライブレコーダーに認識されない!

など、様々な問題を引き起こしてしまいます。

SDカードのメンテナンス

先にご紹介したとおり、SDカードの性能劣化が進行すると様々な問題が発生するため、定期的にSDカードのメンテナンスが必要となります。

その方法が、『SDカードフォーマット』です。

※フォーマット≒初期化

SDカードフォーマットを行うと、SDカード内のファイルはすべて削除されます。

つまり、断片化したファイルをSDカード内から取り除くことで、再度正常に使用できるようにする作業なのです。

SDカードをPCに差し込んで、エクスプローラーから「フォーマット」をお選びいただくことで、SDカードフォーマットが開始されます。

弊社では、1ヶ月に1度を目安に、SDカードフォーマットを推奨させていただいております。

とはいっても、複数台を定期的にフォーマットするのは大変…。

企業で所有している社有車は数台、数十台、あるいは数百台に上ることもあります。

それをすべて1ヶ月に1回、ドライブレコーダーからSDカードを抜いてきてPCに差し込んで、フォーマットして…と、骨が折れる作業になります。

弊社のドライブレコーダー『Pdrive』では、クラウドサーバーから端末『HDL-900』に対して、遠隔でSDカードフォーマットを行うことが可能です。

イベントが録画できていないなど、異常が発生した場合にはこちらの画面をご確認いただき、機器異常が起きている端末に対して、サーバーからSDカードフォーマットを指示、指示を受け取った端末は、次回起動時に自動でSDカードフォーマットを実行する機能となります。

これにより、端末からSDカードを回収して、PCに差し込んで、フォーマットを実行、という手間を省略することが可能です。

ぜひともPdriveにてご活用くださいませ。