最後にドライブレコーダーの映像をチェックしたのは、いつでしょうか?
どんなことがきっかけとなって、その映像をチェックしたでしょうか。
何かアクシデントが起こってから、初めてドライブレコーダーの映像を見る方もいらっしゃると思います。ですが、それはとても危険な事態に繋がりかねません。
ドライブレコーダーは、走行中の映像を記録として残しておける便利な機械ですが、どんな機械も寿命がありますので、いずれ必ず故障してしまう日がやってきます。ドライブレコーダーも例に漏れず、様々な症状の故障が発生します。
「電源が入らなくなった」「エラー表示が出続ける」などといった目に見える症状なら、対処が比較的容易です。一方で、一見して目に見えない症状への対処は非常に困難です。さらに言えば、非常に厄介なものでもあります。何故なら、故障の症状に気付いたときには既に手遅れとなっている場合があるからです。
カメラの故障は、その典型的な事例と言えます。
「事故が起こってしまった」
「ドライブレコーダーの映像を確認しよう」
そう思って確認したドライブレコーダーの映像に何も映っていなかった時、初めてカメラの故障に気付くことになります。
これではドライブレコーダーを使っている意味がなくなりかねません。
このような事態を未然に防ぐための基本的な対策として、定期的なカメラの映像チェックが必要と言えるでしょう。事前にカメラの故障に気付くことができれば、気付いたときには手遅れとなってしまうケースは減るはずです。
それでは、どのようにして定期的なカメラの映像チェックができるでしょうか。
カメラの映像が確認できる録画のデータは、一般的にSDカードへ保存されます。
仮に、管理者がカメラの映像を確認しなければいけない場合、遠隔地で使用されている車両とドライブレコーダーがあれば、管理者は確認のためにわざわざSDカードを送ってもらう必要が生じてきます。それに伴って、以下の課題も挙がってきます。
- SDカードの送付に費用と手間がかかる
- SDカードが管理者の手元に届くまで時間がかかる
- 取り出したSDカードの代わりが必要(※録画が保存できなくなるため)
- SDカードの破損や紛失に注意が必要
このように、SDカードを直接やり取りする方法にはいくつもの課題があります。
ですが、Pdriveにはこれらの課題を一挙に解決できる便利な機能が備わっています。
静止画取得機能について
Pdriveには、ドライブレコーダーが撮影している映像を遠隔で取得できる機能として、「静止画取得」の機能が備わっています。
これは、稼働中のドライブレコーダー端末へ、現在の映像の静止画データをクラウドへ送信するよう要求を送ることができる機能になります。非通信型ドライブレコーダーでは実現できない、通信型ドライブレコーダーだからこそ可能な機能となっています。
この機能を活用することで、煩雑なSDカードのやり取りをする必要もなく、手軽にカメラの映像チェックができるようになります。
静止画取得機能 ~基本的な使い方~
ここでは、静止画取得機能の基本的な使い方についてご紹介いたします。
静止画取得は、Pdriveの「クラウド管理画面」から実施できます。
クラウド管理画面では、ご利用のドライブレコーダー端末をリスト表示することができ、GPSを利用した位置情報から端末(車両)の現在位置を知ることができます。現在位置を示すマーカーの中から稼働中の端末を選択すると、以下の「静止画取得」ボタンが表示されます。
ボタンを押すと、端末へ静止画取得を要求します。
取得に成功した静止画は、クラウド管理画面の「イベント」画面から確認できます。
このように、クラウド管理画面から遠隔で静止画取得が実行できますので、煩雑なSDカードのやり取りも必要なく、手軽にカメラの映像チェックができるようになります。
静止画取得機能を活用するメリット
映像を録画する機能は、ドライブレコーダーにとって基本となる重要なものです。その重要な機能が誰にも気付かれないまま実は故障していたという事態は避けられるべきでしょう。そのためには、定期的なカメラの映像チェックが不可欠になります。
ですが、SDカードから映像チェックを行うと、手間も時間もかかってしまいます。映像チェックをしている間の代わりとなる予備のSDカードも必要になるかもしれません。
そこで、それらの課題を解決できるPdriveの静止画取得機能を活用することで、以下のメリットが得られると考えています。
- カメラの映像チェックをするときに、SDカード送付の手間も費用もかからない
- 早ければ数分程度で端末から静止画取得できるため、当日中に映像チェックができる
- 映像チェックしている間の代わりとなる予備のSDカードは不要
- SDカードを取り出す必要が無いため、紛失等の心配がない
定期的に行うべきことだからこそ、取り組みを継続できるような負担の少ないやり方が求められると思います。そして、Pdriveの静止画取得機能は、その要望にお応えできる機能と考えています。
今回は、カメラの故障に関わる内容をご紹介いたしました。
しかしながら、ドライブレコーダーを正常に利用するため、定期的な取り組みが必要となるものはカメラだけではありません。例えば、大事な録画データを保存するためのSDカードも、定期的なフォーマットが必要となるものです。もちろん、Pdriveには定期的なフォーマットに役立つ機能もありますので、そちらは別の機会にご紹介したいと思います。
日々の取り組みに、ぜひPdriveをご活用ください。