2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことが政府から宣言されており、その実現に向けた様々な取組が、既に実施、または検討が進められています。
 最近、カーボンプライシング(炭素の価格付け)という言葉がピックアップされたことはまだ記憶に新しいかと思います。

 カーボンプライシングとは、排出されるCO2(二酸化炭素:カーボン)に価格付けする温暖化対策の仕組みです。日本でも既にいくつかのカーボンプライシングが導入されていますが、2050年カーボンニュートラルを実現させるために更なる活用が検討されています。

 カーボンプライシングの更なる活用において、「個人」も「企業」もCO2排出量削減を促進させられる検討が現在では進められています。もはや、企業活動においてもCO2排出量削減は喫緊の課題と捉えても良いのではないでしょうか。

CO2排出量削減につながる行動とは?

 では、具体的に、企業がCO2排出量削減=カーボンニュートラルの実現を目指すためには、どのような取組が考えられるでしょうか?
 環境省が公開しているカーボンニュートラルの実現につながる行動の例のひとつにエコドライブの実践が挙げられています。

 エコドライブの実践は、基本的な事として急発進・急停止をしない、アイドリングストップといった方法が挙げられています。社有車のある企業では、普段から行っている取組かもしれませんね。

 ですが、例えば社内のAさんとBさんを比較して、どちらがよりエコドライブを実践できているかまで把握できていますでしょうか?

どちらのほうがエコ?

エコドライブもPdriveで見える化できる!

 弊社がご提供しているテレマティクスサービスPdriveを活用することで、安全運転だけではなくエコ運転にもつなげられることを以下の記事でご紹介しておりました。

 Pdriveでは、車両に取付されたドライブレコーダー端末が、急発進や急停止の発生を検知し、その回数なども含めた様々なデータを自動で収集してくれます。収集されたデータの集計や、各ドライバーの点数付け点数を基にしたランキング化まで全て自動で行われますので、各ドライバーのエコドライブの実践状況を簡単に把握して比較できるようになります。

帳票から、各ドライバーの「急発進」や「急ブレーキ」の回数を比較できる。

見える化したあとには対応を!

 各ドライバーの運転状況が把握できれば、今度はどのような対応が必要になるのか自然と見えてくるかと思います。

 例えば、ほかの方と比較して「急発進」が多いドライバーがいるようなら、その原因はもしかしたら急いで運転していることが多いからかもしれません。そんな時は、普段からゆとりのある行動計画を立てられるよう指導・相談する機会につなげられることでしょう。

 エコドライブの実践をより一層推進していく上で必要なことは、各ドライバーの運転状況を見える化することです。見える化することで、今どのような対応が求められているのか初めて分かるようになります。

 エコドライブの見える化と、より一層の取組強化に、ぜひPdriveをご活用ください。