以前、ドライブレコーダーで使用されるSDカードは、定期的なフォーマットの実施が必要であるとご紹介させていただきました。
それに併せて、弊社が提供しているドライブレコーダー「Pdrive」では、サーバーから端末に対して指示を出すことで、遠隔でのSDカードフォーマットが可能であることをご紹介いたしました。
本来、SDカードをフォーマットするときは、
- 端末からSDカードを取り出して回収する。
- 回収したSDカードをパソコンでフォーマット実施する。
- フォーマットしたSDカードを再び端末へ挿入する。
という作業が必要になり、非常に手間がかかってしまいます。
Pdriveでは、そんな手間のかかるフォーマット作業を「遠隔」で「簡単」に実施できる「遠隔SDフォーマット」の機能を備えており、機能をご利用いただいたお客様からご好評を頂いておりました。
この度、かつてご紹介したこの「遠隔SDフォーマット」の機能がアップデートされ、さらに便利にご活用いただけるようになりました。
今回は、その「新機能」についてご紹介したいと思います。
遠隔SDフォーマット 注目の新機能
新機能その1~最新端末「TMX-DM03」に対応!~
これまで、遠隔SDフォーマット機能に対応していた端末は「HDL-900」という端末だけでした。
しかしながら、この度のアップデートにより、最新端末「TMX-DM03」でも遠隔SDフォーマット機能を利用できるようになりました。
「パソコンで行うSDカードフォーマットの煩雑さ」は先にご紹介した通りですが、今後は「TMX-DM03」でも遠隔SDフォーマット機能を活用して作業負担を軽減できます。
新機能その2~「複数の端末へ同時にフォーマット指示」に対応!~
先ほどは最新端末への機能対応について触れましたが、ここからは従来の端末にも共通した新機能をご紹介します。
これまでの遠隔SDフォーマット機能では、複数の端末へ同時にフォーマット指示を出すことができませんでした。
そのため、端末1台ずつにフォーマット指示を出す必要があり、対象の端末が増えるにつれて作業量も増えてしまう側面がありました。
今回のアップデートで「複数選択可能のチェックボックス」が追加されましたので、SDフォーマットしたい端末にチェックをつけることで、複数の端末へ同時にフォーマット指示を出せるようになりました。
「全て選択」にチェックをつけると画面に表示された全端末が選択されるため、全端末に対して一括でフォーマット指示を出すことも簡単にできます。
新機能その3~「未稼働の端末にはフォーマット予約」に対応!~
これまでの遠隔SDフォーマット機能には、もう1つ課題がありました。
その課題とは、「現在稼働中の端末でなければフォーマット指示を出せない」というものです。
「フォーマット指示を出したい」その時に端末の電源が入っている必要がありましたので、機能を利用するにあたり車両の使用状況に左右されてしまう側面がありました。
しかしながら、アップデートにより、未稼働状態の端末にも「フォーマット予約」ができるようになりました。
これにより、車両の使用状況を気にせず、いつでも遠隔SDフォーマットを利用できます。
データの取扱は、くれぐれも慎重に
ところで、そもそもSDカードのフォーマットとは「SDカードに保存されている全データが消去される操作」であることを今一度おさらいしましょう。
SDカードに保存されている録画データは、ドライブレコーダーの役目の根幹を成す重要なデータです。
SDカードのフォーマットは、そうした重要なデータさえも消去してしまう危険がある操作であること認識する必要があります。
必ず、フォーマットを実施する前には、
「本当にフォーマットして良いか」
「重要なデータに関してはバックアップを作成したか」
といった点を十分に確認してからフォーマットを実施するべきです。
Pdriveの遠隔SDフォーマットの機能は、管理者の方でも遠隔で簡単にフォーマットを実施できる便利な機能です。
注意すべき点をしっかり守って、さらに便利になったPdriveをぜひご活用ください。