上の画像を見ていただき、前方車両との車間距離が何メートルあるように見えたでしょうか。また、その距離は安全な車間距離でしたでしょうか、それとも危険なほど短い距離でしたでしょうか。
試しに、ほかの人にも同じ画像を見てもらい、車間距離が何メートルあるように見えたか聞いてみるのも良いかもしれません。
同じ画像を見ていても、距離の感覚は人によってバラバラです。意外な発見があって面白いかもしれませんね。
……ところで、安全運転の話をする時にも「メートル」で話をしていないでしょうか?
もしそうなら、今後の対応を変える必要があるかもしれません。
距離感覚は人によってバラバラ
安全運転のための基本事項として、「車間距離を十分に取る」という点が挙げられます。
車間距離が十分に取られていれば、例えば前方車両が急ブレーキをかけた時でも追突のリスクを減らすことができます。誰でも知っている非常に基本的な事と言えますが、実際の走行中に「適切な車間距離」を常に取って走行できているかを把握することは極めて困難と言えます。その理由は、距離感覚が人によってバラバラになるからです。
困ったことに、不適切な車間距離で走行していたとしても間違いに気付けません。何故なら、そのドライバーの距離感覚では適切な車間距離だと見えてしまっているからです。
反対に、適切な車間距離で走行できていたとしても、それが一部のドライバーに限られるようでは不十分です。全てのドライバーが適切な車間距離を取れなければ、確保できる安全も一部に限られてしまいます。
全体の安全を確保するためには、全体に対する指導が必要になるでしょう。ですが、その際には全体が共通認識を持てる何らかの「指標」が必要となるはずです。
一番に思いつくのは「メートル」という距離単位を指標とすることでしょう。しかしながら、既に触れたように距離感覚は人によってバラバラです。指導の時に「何メートル」という伝え方をしても、全員が共通した認識を持つことは難しいでしょう。
もし、適切な車間距離を取ることが苦手な人がいた場合、「メートル」を使った指導をしても恐らく改善には繋げられません。
Pdriveを指標にしてみてはいかがでしょうか
「メートル」を指標として用いることは難しいと思います。ですが、やはり指導の時には何らかの「指標」が欲しいところです。
「何を指標すれば良いか分からない……」というそんな時は、Pdriveを一つの指標にしてみてはいかがでしょうか。
Pdriveには、前方車両との距離が接近したことを検知して注意喚起する「前方車両接近警告」の機能が備わっています。※以前の記事でもご紹介した機能になります。
「前方車両接近警告」の機能は、文字通り前方車両との距離が接近したことを端末が検知し、注意喚起をしてくれる機能になります。
「同じ端末」の「同じ機能」を利用することで、共通した一つの「指標」として認識していただけると思います。
また、「前方車両接近警告」を活用すると、「時間」や「場所」の情報と共に端末が警告を発した記録が自動的に作成されます。
記録された回数は自動的にカウントされていきますので、この記録回数を指導にご活用いただくこともできると思います。
例えば、ドライバー全体に対して漫然と指導するよりも、警告の記録回数が多かったドライバーに対象を絞ったほうが指導も円滑に行えるのではないでしょうか。
さらには、適切な車間距離を取ることが無自覚に苦手だった人でも、実際の記録回数を見ることで苦手部分を自覚できるきっかけ作りにも繋げられることでしょう。
そして、指導を通じて記録回数が減っていけば、「指導の成果が出ている」という実感にも繋がっていくはずです。
安全運転の指導をしていても成果が見えない、実感がないということでお悩みの方もいらっしゃると思います。もしかしたらそれは、何かしらの「指標」や「成果の記録」がないことが原因かもしれません。
もしも思い当たる点がありましたら、Pdriveがお役に立てるかもしれません。
今後の取組に、ぜひPdriveの活用をご検討ください。